2013/03/01

文系女子大生のSNSマーケティング・インターンシップ業績と、大学生のための「失敗しないインターンシップ」5つのチェックポイント


 こんにちは。文系大学生4年のtomoです。ギリギリ女子大生です。
 201291日から2013131日までの5カ月間、オンライン英会話サービス「ラングリッチ」において“SNSマーケティング担当”インターンシップをしていました。(うち2か月半はフィリピン共和国セブ島に駐在)
 本記事では、「SNSマーケティングの業務報告」と「大学生のインターンシップ活動」についてお話しします。

◇目次◇

*1章* 5カ月間の「ラングリッチ」SNSマーケティング実績一覧

*2章* 文系大学4年生の筆者の3回のインターンシップ経験の比較
     ~専門性の身に付くインターンシップ~

*3章* 大学生のための「失敗しないインターンシップ」5つのチェックポイント

 第1章はSNSマーケティングの業務報告なので、「インターンシップ」に関心のある大学生の方は第2・3章だけ読んでくれてもOKです!第2・3章だけでも読んでいただきたいです!!


*1章*
5カ月間の「ラングリッチ」SNSマーケティング実績一覧

【用語説明】「SNSマーケティング」
SNS=ソーシャルネットワーキング・サービス(例:facebook, mixi)
SNSマーケティング≦ソーシャルメディアマーケティング<WEBマーケティング
役職名は“SNSマーケティング担当”でしたが、SNS以外(Twitter、ブログ、自社WEBサイト等)も組み合わせたため、正確には“ソーシャルメデイアマーケティング”であったと言えそうです。

メインの仕事は、SNSマーケティングのためのコンテンツ作り(宣伝材料となるWEBページ作成)、そしてそれらをSNSTwitter上で拡散(シェア)することでした。以下、具体的に説明していきます。


A】ホームページに掲載する「講師紹介記事」の作成
  「オンライン英会話」では、生徒自らが講師を指名予約します。ラングリッチに在籍していた講師の数は400名以上。講師選びの判断材料として、それぞれの講師が持つ個人紹介ページ(講師顔写真・紹介文(日本語・英語)、動画(自己紹介・発音デモンストレーション)を掲載)を見ることができます。

  例:ラフ講師の個人紹介ページ http://langrich.com/teachers/2012/Raff


  私がインターンシップを始めた当時は、日本語による紹介記事は2・3行の定型文(例:「明るく気さくな講師です」「初めての方にもやさしく指導します」)しかありませんでした。()生徒様の利便性向上のため、そして()マーケティング材料のために詳細な講師紹介記事を書き始めました。

☆紹介記事を作成した講師の数…計107名
(講師名クリックで個人紹介ページへ;現職のみ)

<ホームページに人が集まる仕組み>

SNSマーケティングの最終目的は「企業ホームページへのトラフィックを増やすこと!

 そのために、「ホームページへの入り口を増やす」=「ホームページ以外の場所(例:Twitter, facebook, ブログ)にホームページへのURLを貼り付ける


 講師紹介記事(日本語)を追加して完成した講師の個人紹介ページのURLは、ソーシャルメデイア上で拡散(宣伝)していきます。拡散経路(手段)は以下の通りです。

筆者個人Twitterアカウント(@tomo627)
 
「ラングリッチ」企業Twitterアカウント(@LR_STARS)

「ラングリッチ」企業facebookアカウント(https://www.facebook.com/langrich.esl)


 個別の講師紹介ページの拡散のみならず、テーマごとの特集記事を組むことも試みました。個別紹介よりも多くの人からの閲覧があり、効果的でした。(例:@tomo627のツイートからのURLクリック数:1ツイートあたり40Togetter記事の閲覧数:8記事平均1533view)

Togetter> http://togetter.com/
 ・Twitterのツイートまとめツール
 ・Twitter上での拡散力が強い
NAVERまとめ> http://matome.naver.jp/
 ・Togetterに比べて、自由に、見やすくまとめることができる。
 ・作成から時間が経過しても読まれ続ける。


 記事の閲覧数を増やすために、「記事タイトル」を試行錯誤しました。
 「どんなタイトルだったら、クリックしてみようと思えるか?」そう悩んでいるときに非常に参考になったのが「ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則」でした。
58年間、アメリカの広告業界で伝説的コピーライターとして活躍し続けたジョン・ケープルズが、実証的かつ即効性のある「科学的広告」ノウハウを明かした名著。消費者の心を動かす「コピー」の作り方を一般の読者にも分かりやすく解説しています。「言葉」をなりわいとする全ての人、必見です!


【B】“講師紹介”以外・「潜在顧客」を意識したWEBコンテンツの作成
 講師紹介以外のWEBコンテンツ(記事)も作成しました。
 “英語学習”“オンライン英会話”“フィリピン留学”に関心のある「潜在的顧客」に、「ラングリッチ」を認知してもらうことができます。“就活生向け”なんていう記事も。

<個人ブログ>
 セブ島でのTOEIC受験方法 ~TOEIC試験は誰のため?
 TOEICスコア 735→880(Aレベル到達)(2211view)
 外国人100人以上を面接した女子大生が見た「フィリピン共和国の英語教育ビジネスを支える講師たちの素顔」と「オンライン英会話サービスの未来」(4102view)
 外国人100人を面接した女子大生が語る“面接官の気持ち”と“就活生に送る~面接の心構え”(5457view)

<Togetter>
【C】写真の撮影(520枚以上)
 セブ島に滞在した103日~1217日の間は精力的にラングリッチ講師の写真、セブ島生活の写真を撮影しました。写真はTwitter、facebookInstagram、ブログ等で公開しました。

Twitterでの使用例>
 
facebookでの使用例>
 
Instagram個人アカウント@abunchoftulipsで公開中

Togetter
 作っていて1番楽しい記事でした♪ 
 悪ノリ!?★全力でハロウィンを楽しむ海外の職場★(3196view)


個人ブログ
 クリスマスパーティーの写真70枚以上を掲載した人気記事
 ラングリッチ忘年会×クリスマスパーティー×サファリナイト!!(副題:ラングリッチ講師写真集☆)(1336view)
 

【D】企業SNSアカウントの更新
 上述ですが、「ラングリッチ」の企業アカウントの更新も担当していました。
Twitterアカウント(@LR_Stars):講師紹介、ユーザー様との交流
Facebookアカウント(https://www.facebook.com/langrich.esl):記事投稿、コメント返信


【E】授業教材の更新
 「ラングリッチ」では、実際の英文ニュース記事を授業教材として採用しています。私が更新を担当したのは「NHKニュース」「VOAニュース」です。(他にもBBCCNNTEDを教材として採用)

“ニュース記事の収集→教材用に記事作成→生徒用マイページ(ログイン必須) +教材専用サイト「Langrich Library」への記事アップロード”
一連の業務をフィリピン人担当者と分業して行っていました。






作成したWebコンテンツ(記事)の閲覧数ベスト3

 第1位 外国人100人を面接した女子大生が語る“面接官の気持ち”と“就活生に送る~面接の心構え”(5457view)
 
 第2位 外国人100人以上を面接した女子大生が見た「フィリピン共和国の英語教育ビジネスを支える講師たちの素顔」と「オンライン英会話サービスの未来」(4102view)
 
 第3位 【できるビジネスマンの新常識】格安「オンライン英会話」の外国人講師はこんな人たちだった!!(4006view)


作成したWebコンテンツ(記事)の総閲覧数
70,814view

 ※本記事で紹介した(計測可能だった)17のWebコンテンツの閲覧数の合計
 私の書いたものが、70,814回もこの世界の誰かに読んでもらっている!
 ラングリッチの講師紹介ページやその他・閲覧数の確認できないものを含めると、きっとその数は軽く10万を超えると思います!!…そう考えると、震えちゃいます。



*2章*
文系大学4年生の筆者の3回のインターンシップ経験の比較
~専門性の身に付くインターンシップ~
 
 文系学部生の私は、在学中に計3回のインターンシップをしました。この章では、以前の2つのインターンシップと今回のラングリッチでのインターンシップを比較して、今回のインターンシップの特徴を説明します。

 私が在学中に行ったインターンシップは、()「議員インターンシップ」()「途上国開発インターンシップ」()「マーケティングインターンシップ」=「ラングリッチ」でのインターンシップ。詳細は以下の図に。

 場所:今回のマーケティングインターンシップでは、103日~1218日はフィリピン共和国に駐在。「ラングリッチ」のオンライン英会話の校舎で、フィリピン人講師・スタッフたちと共に働きました。

 仕事内容()議員インターンシップでは、有権者名簿の整理や選挙活動のサポート(当時は未成年のため、限定的・間接的な仕事)など単純作業に従事していました。一方、()()のインターンシップでは創造性が求められる“知的労働”がメイン。特に()では「仕事は自分で見つけて作るもの」とされることが多く、日々の仕事内容が異なる“非定型業務”が目立ちました。
 ()途上国開発インターンシップの仕事内容=小規模起業家(マイクロ・アントレプレナー)の業務改善、NGOボランティア、貧困問題の研究・論文作成など。 
 ()マーケティングインターンシップ=第1章で記述した通り

 実力との差自身の業務遂行能力(=実力)と仕事内容の“差”
 ()の時は、仕事内容が単純で退屈をしていました。
 ()の時は、仕事内容に対して実力不足で悔しい思いをしました。
 今回()のインターンシップは、実力と仕事内容の“差”が大きすぎず、向上心こそあれ、無力感に苛まれることはありませんでした。それに、()()のインターンシップで獲得した基礎的能力が助けになっていました。

 裁量権:仕事内容を自己判断で決定できるか?他人(上司・仲間)を巻き込んで仕事ができるか?
 
 仲間:自分と同じ立場であり、協働することができるインターン生。
 △○という評価は、「仲間」であったインターン生から受けた“恩恵”を示しています。インターンシップの仲間に期待した恩恵とは「集団のために協力してくれるか?」「困ったときには助けてくれるか?」「学ぶべきところがあり、自分を成長させてくれるか?」です。
 ()の時は、欧州・アジアの多国籍の若者と協働し“異文化コミュニケーション”を肌で学び、院生や社会人の仲間からは知識・経験を教えてもらいました。

 ()では、私の他にもインターン生はいましたが、仕事内容(タスク)ごとに役職が分かれ完全分業になっていました。私が協働するのはフィリピン人スタッフもしくは日本人社員の方だったので、「仲間」に該当するインターン生は無し。フィリピン人スタッフには“指示を出す”こともありました。

 指導者()の時、インターン生の指導者は「議員秘書」の方。仕事の進め方を教えてくれました。()の時は「ビジネススクールの教員」が2名。仕事の進め方については大雑把な説明でしたが、フィリピンの社会環境などの知識も話してくれました。
 そして今回()のインターンシップでは、直属の上司が1名いました(@Hal_Jさん)。仕事の進め方は勿論、英語教育業界のこと、WEBマーケティングのこと、思考法のことなど、「SNSマーケティング担当」のために必要な知識以上に「社会人」として求められている知識・教養を教えてくださり、時には道を示してくださいました。


@Hal_Jさんに薦めていただいた良書―
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール
WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

Webマーケティング基礎講座
ドラゴンフライ エフェクト ソーシャルメディアで世界を変える

 無給のインターンシップの対価は、経験・知識・スキルだと思いますが、自分で試行錯誤するのにも限界があります。インターン生がまだ学生であれば尚のこと。インターンシップを選ぶ基準に「よき指導者がいるか」を追加することをオススメします。

 
 獲得スキル()では「ビジネスマナー」、()では「海外生活能力」「英語コミュニケーション能力」を身につけました。今回は「WEBマーケティングの運用能力」「人材評価能力」。基礎的なスキルの後、3回目にして“専門的スキル”を獲得する事ができました。「3段跳び」(ホップ・ステップ・ジャンプ)のような気持ちです。

 今回の獲得スキルについてですが、私は講師記事作成のために全ての講師と30分~1時間の面接を実施しました。30名を超えた頃にはフィリピン人講師達の性質が分かり始め、50名を超えた頃には「優秀な英会話講師に共通する特性(コンピテンシー)」を見抜き、面接で聞く質問事項は開始当初より大きく変化していました。
 英会話講師という“商品”を「人に売り込むこと(マーケティング)」を目的とした、講師紹介記事作成の仕事でしたが、面接を重ねるにつれて私は「外国人を評価する技術(人事)」まで習得することができていたのです。


*3章*
大学生のための「失敗しないインターンシップ」5つのチェックポイント

□インターンシップを通じて獲得するもの(対価)を設定する。
□インターンシップに費やすコストと対価は釣り合っているか?
□「仕事内容と実力の差」「裁量権」は適切か?
□“専門的な”知識・スキルが身に付くインターンシップか?
□適切な指導者が配置されているか?


インターンシップを通じて獲得するもの(対価)を設定する。
 「インターンシップの経験」を目的にしない
 基本的に、特別なスキルを持たない大学生対象のインターンシップは「無給」です。東京都内の最低賃金は「850/時間」です。それでも無給のインターンシップをする理由は何ですか?この時、漠然と「インターンシップの経験」が欲しい、と思っているのであれば考え直してください。事実、筆者はその曖昧なものに惹かれて「議員インターンシップ」に参加して、ぐったりしました。「議員インターンシップ」が悪いわけではありません。目的意識が希薄なまま飛び込んで、受け身で指示されるがまま働いていたからです。
 目標を設定したインターンシップで、目標達成のために主体的に動きましょう。

インターンシップに費やすコストと対価は釣り合っているか?
 ビジネスマナーなら2-3週間で十分だった。
 これも私の「議員インターンシップ」の反省ですが、インターンシップを通じて獲得したスキル(対価)が「ビジネスマナー」だけでは「2カ月間」という月日と割に合わないです。初めから「ビジネスマナーを身につけること」を目的にインターンシップを探していたのであれば、それは2-3週間のプログラムで十分でした。
 「このインターンシップを通じて獲得できる対価は、これから費やすコスト(時間・お金)に釣り合っているのか?」落ち着いて自分に問いかけて、後悔しない選択をしてください。

「仕事内容と実力の差」「裁量権」は適切か?
 仕事内容と実力の差は「仕事内容>実力」である方が自身の成長につながる。裏を返せば「仕事内容<実力」であるインターンシップは「時間のムダ」。
 裁量権は大きい方が良いように思えますが、これはあなたのレベル次第です。基本的な仕事のスキルも身についていないにも関わらず「自分で考えて仕事を作ってね」と言われてもパニックになってしまうでしょう。インターンシップに応募するとき、面接のとき、インターンシップが開始するときに、担当の上司と十分に相談しておきましょう。

“専門的な”知識・スキルが身に付くインターンシップか?
 「インターンシップを通じて獲得できる対価」を、より厳選する場合は上の問いかけをしてください。自分のスキルアップにつながるインターンシップを選んでください。

適切な指導者が配置されているか?
 目標を達成するために(スキル獲得のために)、大学生のインターン生が試行錯誤しても、インターンシップの期間内に全てを達成するのは難しいときがあります。そのため、インターンシップを選ぶ時には「よき指導者がいるか」「そして、その指導者がいることがインターンシップの仕組みとして成り立っているか」を確認してください。学生インターンに指示だけ出して放置してしまう企業もあると聞きます。


おわりに

 以上、『5カ月間の「ラングリッチ」SNSマーケティング実績一覧
 『文系大学4年生の筆者の3回のインターンシップ経験の比較
 『大学生のための「失敗しないインターンシップ」5つのチェックポイント』
 でした。

 “海外インターンシップ”としては2度目だった、今回のラングリッチ・インターンシップ。「海外で働いたこと」、「外国人と働いたこと」、「英語コミュニケーションで働いたこと」に嬉しくなったインターンシップでしたが、こうして振り返ると、大学生ながらとても多くの(しかも、面白い!)仕事を任せてもらっていたのだなぁ、と驚いています。

 大学の授業に真面目に取り組んでも、それでも自分の時間の確保ができるのが文系大学生の特権だと思うのです。絶対にインターンシップをするべき!!というわけではありませんが、大学外での武者修行もたまにはいいと思います。総じて、私は楽しかったです。

 

 長文記事をお読みいただき、本当にありがとうございました。
 
 「インターンシップの選び方」は多くの大学生に読んでもらいたいので、この記事の「シェア」・「いいね!」をしていただけると幸いです



@tomo627 こと Tomo

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