2011/08/23

Salamat po!

写真はfacebookで公開しています。
その1
その2
その3


月曜から火曜日の1泊だけ、週1回のホームステイプログラムは今日が最終日でした。
家族の紹介は前回記事参照。お母さん、お父さん、息子4人(1人は出稼ぎのため不在)


いきなり、ぶっちゃけますと、彼らは貧困家庭です。
超過密都市マニラが生んでいる貧困の典型例とも言える。
フィリピンは国内の所得格差も激しく、その格差は実は田舎(地方)ほど大きいです。その理由のひとつが地主制度。土地を持つ地主家庭と土地を持たない家庭。
そのため、人々は最低賃金の最も高いマニラ(フィリピン北部の都市)に集まってきます。
この家のお母さんも、元々はミンダナオ(フィリピン南部の島)出身。

彼らの家は、マニラ市内を走る高速鉄道(Line1)の終着駅Monumentoから車で10分。
住宅密集地です。(私の「住宅街」のイメージとは異なるので)


それぞれの家庭が決して大きくはないけれども、一軒家に住んでいます。
私の家は、1階はトイレと台所、2階が居住スペース(仕切りの一切無い6畳ほどのスペースがリビングであり、寝室)。

問題は、1つは電気の違法使用。
私のステイした家庭は、ちゃんと合法に料金を支払って電気の配線を利用しているけれども、大半の家庭は違法に利用しているそうです。そのため、電気配線が複雑に絡まりあい(混線?)、2004年に火事が起き、ほとんどの家が焼失しました。
2つ目は劣悪な衛生環境。
生活排水が路地に流れ出て、悪臭がします。これは最後まで慣れなかったです。むせます。

人は明るいです。少なくとも私が出会った、住民の人たちはいい人ばかりでした。
あ、子供の数は多いです。私の家族も息子が4人。ほかの家庭も3人以上は当たり前でした。私と同い年(21歳)で、既に子供が2人以上いる女性もいました。


んー…自分の家族の生活水準を話すのは少し抵抗があります。
日本という先進国から来た人間から見た視点だから、どうしても「貧しい」「遅れている」というフィルターがかかってしまいます。
例えば、食事。おかずは鶏肉か豚肉の煮物か揚げ物。それが1・2種類。そして、ご飯。
お弁当は、ご飯とソーセージ2本。
肉とご飯。それだけ。野菜は、たまに、肉の煮物に入っている程度。魚は高いです。フルーツはバナナとサントル(柑橘類)、そしてアボカド。
育ち盛りの男の子には足りない気もするし、お父さんとお母さんの健康を考えるともっとバランスの良い食事をしてもらいたい。
私がいる時は、いつもソーダやお菓子を買ってきてくれます。気持ちは嬉しいけど、無理をさせていないか少しだけ後ろめたい。


そうです。私の家族は、本当に、本当に、私に気を使ってくれました。
わざわざ、私のために別にミネラルウォーターのペットボトルを買って用意してくれたり(みんなはタンクで買った水)、私が背が高くて、マットレスの長さが足りなくて足がはみ出していたら、次の週に新しいマットレスを買って用意してくれていたり、「お金を払う」と言っても一緒に乗った交通機関の料金を払ってくれるし、お母さんの作ったプラスチックバッグ(「バヨン」、これを売って家計を支えています)も「プレゼント」してくれるし…。
感謝してもしきれないです。



最終日にホールのチョコレートケーキ(300ペソ≒600円)を買っていったら、「今までにこんなホールのケーキ食べたことない。高いでしょう。」と。



あー。なんていうか、あー。
絶対に、上から目線になりたくないけど、所得格差が私の胸を締め付けました。

「日本で桜が見たい」という夢をいつか叶えてあげたいな。
まずは、写真と、それから押し花を手紙で送ることにしよう。次の春に。

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