2011/09/11

成果

今回は、「成果」の話です。
マニラでの5週間は、本当に気付きと学びが多く、自分を変えるかけがえのない時間でした。
その一方で、私がインターンシップ生として残せた「成果」は何だったのだろうか、と悔しい思いをしています。

特に、ホームステイ先のお母さんの仕事。
これまでにも何度か紹介していますが、彼女のビジネスは"Bayong"と呼ばれる、梱包用のプラスチックテープを再利用したカゴを作って売ること。普通、bayongは野菜や果物を入れて市場などに運ぶための商用なのですが、彼女はデザインを大きく変えてファッション性のある鞄を作っています。

一般的な商用bayongは直接市場で販売し、ファッション鞄はEntrepreneur School of Asia(以下ESA)に委託販売しています。
ここに問題が。何と、彼女たち作り手は市場販売価格を明確に知らされていないのです。更に、売り上げ利益も管理され、自由に使えないとのこと。そのため、材料費のために赤字になることもしばしば。また、カタログの製作をESAに頼んだところ、出来上がったのはカタログとは到底呼べないレベルのもの。

ESAは彼女らを"Micro Entrepreneur"と呼んでサポートしているにも関わらず、実際には彼女らを「使っている」状態。(全てのケースは把握していませんが、bayong作りのMalabon在住のメンバーはその状態でした。)
「自立」させることが目的では無いのか?ただ、利益が目的なのか??

恥ずかしい話ですが、このことに気づいて彼女たち作り手から詳しい話を直接聞いたのが遅すぎて、ESA側に対して意見すること無くインターンを終えてしまいました。
これからどうすべきなのかは自明なのですが、そこに踏み切れない自分がいる。

今、「何か出来ること」を考えあぐねた結果、新たなカタログ作りやネット上での販売、広告の手伝いをしようと動いています。
まず、既存のカタログに使われていた写真が簡素なものだったので「モデルを用いて、実際に使用した時のイメージを持たせたほうがいい」と話し、例に写真を撮ってメールで送っています。facebook上でもリンク付きで公開しています。

Do you like this bag? "Inno Bayong" 




何もしないよりは何かやったほうがいい。というのは、そうなのですが、なんか、駄目だな…。
私の5週間の「成果」って一体何だったのだろう。
悔しさと恥ずかしさばかりです。これを次に生かすのか、それともこの件に対するアプローチを続けて、これから成果を掴みにいくのか。最良の選択肢は見えているハズなのに、自信がなくまごついている自分がいます。


弱い。まだまだ。

2011/09/10

卒業

お久しぶりです。tomoです。
9月4日(日)にマニラから、フィリピン南部のセブ島に移ってきました。

インターンシップですが、9月1日(木)にインターン先のEntrepreneurs School of Asiaで最終目標であった"Do nations sustain poverty?"に対する集団プレゼンテーションをし、全てのプログラムが終了しました。
各インターン生が各トピック(環境、人口過多、教育、政治、歴史etc)ごとに考察し、結論を導き出しました。結論は「Yes」、つまり、「Yes, the Philippines might be going to sustain poverty.」
細かく論じることはここではしませんが、今の時点でフィリピンが大きく変化する兆しは見えません。

私は"Politicul corruption(政治的混乱:腐敗etc)"の視点から考察。特に政治構造"Dictatorship(独裁政治)"がフィリピンに与えた影響に商店を絞りました 。特筆すべきは約20年続いたマルコス政権時代。しかし、今現在に与えた影響(結果)をより掘り下げればよかったと後悔。正直、時間切れでした。
今、語学学校で多くのフィリピン人の先生に"What causes such big salary gap among Filipino people?"という問いを投げかけ続けていますが、真っ先に「教育」と答えても「でも、最も根深くフィリピン人の生活水準に影響を与えているのはPolitical corruptionだ。」と締めくくる人が多いです。
「Tomo、知ってるかい?フィリピンはアジアで最も政治的腐敗が酷い国なんだ。僕はそれをひどく残念に思うよ。」…存じておりませんでした。高い電気料金も全て政治家のポケットに入り、貧しい人々に再分配する機能が欠落した国、フィリピン。これを変革できるのは何なのか?People powerなのか? 私は、それに対する答えを「中央集権体制」に求めましたが、納得できる結論は未だに得られていません。

論文、プレゼンの自己評価は100点満点中、50点。英語の壁も感じました。他のインターン生や先生が話す内容が80%理解できても、自分の考えを即座に英語で組み立てて表現することが難しかったです。

ともあれ、無事に修了証書を頂きました。

プレゼンにはそれぞれのホームステイ先の家族も見に来てくれて、気分は授業参観。(笑)
マニラの皆さん、本当にお世話になりました!!

うちのお母さんが、私のために新しいデザインのBayong(Prastic bag)を作ってプレゼントしてくれました。嬉しい…。Salamat po!!(ありがとうございます)
お母さんが持っているのは、私がプレゼントした手ぬぐい。

今回はここまで。しかし、インターンシップ関連の記事は、まだまだ続きます。